表現の不自由展 / 攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ.

表現の不自由展 / 攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ.. See full list on news.yahoo.co.jp 10日の会見は、ギャラリーへの攻撃を一刻も早くやめてほしいという伊藤さんの要請もあって行われたもので、9日夜にオンライン参加も含めて実行委員や出品予定の作家らが会議を行い今後の方針を決めたという。会見の時点で開催続行だけでなく、既に次の会場をあたっており、行けるという感触も持っていたという。ただ今回の事態を受けて、日程や会場の発表をどのタイミングでどんなふうに行うかなど検討はこれからだという。 次の会場にも街宣攻撃がかかる公算は大だから、警備態勢を含めて考えるべきことはたくさんある。日程についても、当初の予定と同じく今月下旬から7月初め開催となればよいが、そこは何とも言えないという。既に名古屋での「私たちの『表現の不自由展・その後』」が7月6~11日開催と発表されているから、それとの調整も必要だ。 名古屋での開催も一層の警戒が必要なのは言うまでもないが、会場の「市民ギャラリー栄」は公共の機関だし、ビルの中にあるから、東京のセッションハウス・ガーデンに比べると攻撃は容易ではない。しかも名古屋においては、「あいちトリエンナーレ」開催を非難してきた勢力が県知事リコール運動で不正を行い社会的指弾を受けているので気勢をそがれた感がある。ただ東京の今回の事態で、緊張が高まっているのは確かだ。 東京の展示は既に600ほど予約が入っているが、予約は一時停止、返金希望にも応じるという。出品予定だった作家や実行委を含め、いろいろな意見も出されており、大変な試練にさらされている状態だが、そういう事情を知って激励メールを送ったり、心配して会場に足を運ぶ市民も少なくないようだ。今回の事態は、攻撃する側の勢いを加速させたと思われるが、同時に市民などの応援の機運も盛り上がりつつある。 10日の会見には、ヘイトスピーチ批判を行っている安田浩一さんや、同様に街宣攻撃で一部の映画館で上映が中止になった映画『狼をさがして』の配給会社「太秦」の小林三四郎社長なども会場に姿を見せた。安田さんは「今回の事態は、レイシズム・差別の発露であり、被害を受けているのは日本社会であることをもっと明確に打ち出した方がよい」と提案した。太秦の小林社長は「映画や展覧会といった垣根を超えて協力する必要があるし、表現する人たちだけの問題ではない」などと発言した。 10日の会見は、「あいちトリエンナーレ」の時と同じ実行委員会のメンバーである永田浩三さんの司会で、岡本有佳さんと岩崎貞明さんが発言、集まった記者たちの質問に応えた。会場では「開催続行宣言 不当な攻撃には屈しません!」という文書が配布され、会場に予定されていたギャラリーのオーナーの「私の願い」という文書が読み上げられた。 説明された一連の経緯はこうだ。 6月6日日曜日の午前、街宣車3台、約10人が神楽坂の会場前に現れ、10~20分ほど「表現の不自由展・東京」の中止を呼びかけ、会場を貸さないように要求。その後、午後1時半には街宣車と普通車計6台、16人ほどが同様に抗議行動を展開した。展示をめぐっては昨年秋から実行委は地元の牛込警察署と話をしており、その現場にも警察官がいたのだが、個別に説得するだけで排除には至らなかった。実行委によると、現場は住宅街で一方通行の狭い道で、なぜ1時間ほども6台の車が滞留できたのかわからないとのことだ。 大音量のマイクを使っての抗議行動だったため、警察が制止し、途中からマイクは使われなくなったが、大声の肉声で抗議行動が行われたという。そのギャラリーはもともと、「表現の不自由展」に出品している安世鴻さんの写真展が行われた場所で、展示にはオーナーが理解を示していたのだが、住居兼用の建物で、付近は住宅街でもあるため、激しい街宣抗議に深刻な影響を及ぼしたようだ。2階にギャラリーがある建物の地下にはダンス関連イベントのスペースもあり、近々そこでバレエの発表会も予定されていた。 オーナーは激しい街宣攻撃にその晩は一睡もできなかったと翌日、実行委に伝え、その後8日に第2回の街宣がかけられたこともあって、「もう身が持たない」と会場の使用中止を申し入れてきたという。 実行委は8日に弁護士を伴って牛込警察署を訪れ、警備態勢の強化を要請した。そしてその足でギャラリーを訪れたところ、夕方6時ころから再び街宣が行われていた。最初は男女2人が車で乗り付け、男性が運転席から大声で叫び、女性は車から降りて大声で叫びながらスマホで中継。「開催を中止せよ~」「場所を貸すな~」「反日展示会をやめろ~」などと2時間にわたって抗議行動を行った。 さらに7時過ぎには他の車2台も訪れ、降りてきた男性4~5人が拡声器を使って抗議行動。警察に制止されて途中で拡声器を使うのはやめたが、8. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

See full list on news.yahoo.co.jp 攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

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Jul 09, 2021 · 「私たちの『表現の不自由展・その後』」を開催します! 2021年06月06日 みなさまへ  7月6日 (火)から7月11日 (日)にかけて、企画展「私たちの『表現の不自由展・その後』」を市民ギャラリー栄にて開催致します。 1 day ago · 16~18日に企画展「表現の不自由展かんさい」の開催が予定されている大阪府立労働センター(エル・おおさか、大阪市中央区)に14日、「サリン. See full list on news.yahoo.co.jp Aug 05, 2019 · 「平和の少女像」などを展示した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展『表現の不自由展・その後』が、開催から3日間で中止に追い込まれた。 See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp 加えて、同企画展は「時間も金も足りない」(上山副座長)状態だった。 企画展に向けられた予算は、総事業費の0.3%である420万円。専門のキュレーターが質の高い企画をするとすれば、今回の4~5倍の予算、8倍の面積を要する、そうでなければ作品1つひとつの意図が正しく伝わらない、という。 そうなった背景として、準備が遅れたために予算確保が遅れたことなどが指摘された。 準備が遅れた原因の1つには、「不自由展」実行委との契約書を巡る協議が長引いたことがあげられた。この企画展では、トリエンナーレ実行委員会が個々の作家と契約を結ぶのではなく、「不自由点」実行委を「一作家」とみなして契約している。 この契約協議が長引き、終わったのは開幕の3日前の7月29日。一方で、作品の移送は6月23日に始まっており、契約時には内容を見直すこともできない状況だった。 そのうえで美術史が専門の金井直委員(信州大教授)が、作品の展示方法に以下のような疑問符をつけた。 この企画展は、会場の一番奥まった部屋で行われ、見たくない人の目に触れたりしないような「ゾーニング」はなされていた。ただ、入り口の解説パネルは小さく、「その趣旨を観客がどの程度汲み取れたか疑問だ」。 入り口のカーテンを過ぎると、通路状になっている両側に作品がいくつも展示されており、最初に目に飛び込んでくるのは大浦作品だった。 しかも、110平米ほどのスペースに、23点もの作品が展示されていた。 金井委員は、観客の理解を得るため、パネルによる解説だけではなく、討論などのイベントを併催する、ガイドツアーによる鑑賞をするなどの工夫をすべきだったとも指摘した。

攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ.

See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp Aug 06, 2019 · 愛知県美術館などで行われている美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、戦争中の慰安婦を象徴する少女像などを展示した企画展「表現の不自由. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp 10日の会見は、「あいちトリエンナーレ」の時と同じ実行委員会のメンバーである永田浩三さんの司会で、岡本有佳さんと岩崎貞明さんが発言、集まった記者たちの質問に応えた。会場では「開催続行宣言 不当な攻撃には屈しません!」という文書が配布され、会場に予定されていたギャラリーのオーナーの「私の願い」という文書が読み上げられた。 説明された一連の経緯はこうだ。 6月6日日曜日の午前、街宣車3台、約10人が神楽坂の会場前に現れ、10~20分ほど「表現の不自由展・東京」の中止を呼びかけ、会場を貸さないように要求。その後、午後1時半には街宣車と普通車計6台、16人ほどが同様に抗議行動を展開した。展示をめぐっては昨年秋から実行委は地元の牛込警察署と話をしており、その現場にも警察官がいたのだが、個別に説得するだけで排除には至らなかった。実行委によると、現場は住宅街で一方通行の狭い道で、なぜ1時間ほども6台の車が滞留できたのかわからないとのことだ。 大音量のマイクを使っての抗議行動だったため、警察が制止し、途中からマイクは使われなくなったが、大声の肉声で抗議行動が行われたという。そのギャラリーはもともと、「表現の不自由展」に出品している安世鴻さんの写真展が行われた場所で、展示にはオーナーが理解を示していたのだが、住居兼用の建物で、付近は住宅街でもあるため、激しい街宣抗議に深刻な影響を及ぼしたようだ。2階にギャラリーがある建物の地下にはダンス関連イベントのスペースもあり、近々そこでバレエの発表会も予定されていた。 オーナーは激しい街宣攻撃にその晩は一睡もできなかったと翌日、実行委に伝え、その後8日に第2回の街宣がかけられたこともあって、「もう身が持たない」と会場の使用中止を申し入れてきたという。 実行委は8日に弁護士を伴って牛込警察署を訪れ、警備態勢の強化を要請した。そしてその足でギャラリーを訪れたところ、夕方6時ころから再び街宣が行われていた。最初は男女2人が車で乗り付け、男性が運転席から大声で叫び、女性は車から降りて大声で叫びながらスマホで中継。「開催を中止せよ~」「場所を貸すな~」「反日展示会をやめろ~」などと2時間にわたって抗議行動を行った。 さらに7時過ぎには他の車2台も訪れ、降りてきた男性4~5人が拡声器を使って抗議行動。警察に制止されて途中で拡声器を使うのはやめたが、8. 1 day ago · 16~18日に企画展「表現の不自由展かんさい」の開催が予定されている大阪府立労働センター(エル・おおさか、大阪市中央区)に14日、「サリン. Aug 04, 2019 · 3日間で終わった「表現の不自由展」、中止された展示内容とは 平和の少女像などが展示されて抗議が殺到し、3日のみで中止となった「表現の不自由展・その後」。 See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp 再び検証委の報告に戻る。実は、検証委も私と同じような疑問を抱いたようだ。 作品の選定では、結局2015年の不自由展に出品されていない作品が過半を占め、規模も大がかりなものとなった。そのため、検証委は「『不自由展』実行委に展示の全体を委ねる必要性があったのか疑問」としたうえで、こう指摘した。 しかし、津田監督は同実行委に対するこだわりは強かった。そのために自腹を切ることも厭わなかった。 トリエンナーレから支払いが行われるまでの間、「不自由展」実行委に津田氏個人が必要経費を立て替え、同実行委が個々の作家から訴訟を起こされた時には、津田氏が紛争解決に必要な経費を負担するなどの覚書にも応じている。津田氏の会社が、「不自由展」実行委のウェブサイトを作成するなどの負担にも応じた。 これについて、検証委はこう指摘する。 さらに、『不自由展』実行委と個々の作家との間の連絡も、必ずしも円滑ではなかったと指摘している。 こうした検証で、企画展を巡る経緯や問題点は概ね明らかになった。 Aug 06, 2019 · 愛知県美術館などで行われている美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、戦争中の慰安婦を象徴する少女像などを展示した企画展「表現の不自由.

連載第4回前編 検証 あいちトリエンナーレ 私たちはそã
連載第4回前編 検証 あいちトリエンナーレ 私たちはそã"から何ã‚'学ぶã"とができるのか from media.timeout.com
Jul 09, 2021 · 「私たちの『表現の不自由展・その後』」を開催します! 2021年06月06日 みなさまへ  7月6日 (火)から7月11日 (日)にかけて、企画展「私たちの『表現の不自由展・その後』」を市民ギャラリー栄にて開催致します。 そのうえで美術史が専門の金井直委員(信州大教授)が、作品の展示方法に以下のような疑問符をつけた。 この企画展は、会場の一番奥まった部屋で行われ、見たくない人の目に触れたりしないような「ゾーニング」はなされていた。ただ、入り口の解説パネルは小さく、「その趣旨を観客がどの程度汲み取れたか疑問だ」。 入り口のカーテンを過ぎると、通路状になっている両側に作品がいくつも展示されており、最初に目に飛び込んでくるのは大浦作品だった。 しかも、110平米ほどのスペースに、23点もの作品が展示されていた。 金井委員は、観客の理解を得るため、パネルによる解説だけではなく、討論などのイベントを併催する、ガイドツアーによる鑑賞をするなどの工夫をすべきだったとも指摘した。 See full list on news.yahoo.co.jp Aug 04, 2019 · 3日間で終わった「表現の不自由展」、中止された展示内容とは 平和の少女像などが展示されて抗議が殺到し、3日のみで中止となった「表現の不自由展・その後」。 See full list on news.yahoo.co.jp この度は私どものギャラリーで6月25日から予定していた『表現の不自由展』に対して、開催を公表した直後から、右翼の多数の街宣車や抗議する者が連日現れ、マイクや大声で「展覧会に会場を貸すことをやめろ」などと連呼して、騒乱状態が発生し、近隣の方々や、セッションハウスに通うダンサーやアーティスト、スタッフたち、とりわけバレエを習いに来ている子どもたちに多大なる迷惑と恐怖を感じさせる事態となっています。 セッションハウスは1991年の創設以来、30年ですが、何よりも培ってきた近隣の方々との信頼関係が壊されていくことで私たちに与えた衝撃は計り知れないものがありました。そして、このようなことが今後も繰り返されることが予測されるため、実行委員会の皆様にお願いして、不本意ながら当ギャラリーを今回の「表現の不自由展 東京」の展示会場として提供することが極めて困難な状況にあるということをお伝えしました。すでにご予約いただいている観客の皆様、出展アーティストの皆様、実行委員会の皆様には多大なご迷惑をおかけすることになりました。 声高に言葉の暴力を使う者たちの傍若無人な言動には強い憤りを覚えていますが、近隣の方々への迷惑や、子どもたちや、来場者の方々にこれ以上の恐怖感、不安感を与えることは二度とあってはならないことです。そのための苦渋の決断だったことを皆様にもご理解くださいますようお願いする次第です。 展覧会の出品作品というものは、いずれの場合にあってもそこに足を運び、見ていただく場所があってこそのものです。そして賛否両論を含めて、いろいろと語り合っていただくことが肝要なことです。 今回、セッションハウスをそのような場所として活用していただくことは出来なくなりましたけれど、このプロジェクトが立ちはだかる困難を克服して、新たな形で継続、発展していくことを切に願ってやみません。 2021年6月10日 セッションハウス 伊藤孝 See full list on news.yahoo.co.jp 加えて、同企画展は「時間も金も足りない」(上山副座長)状態だった。 企画展に向けられた予算は、総事業費の0.3%である420万円。専門のキュレーターが質の高い企画をするとすれば、今回の4~5倍の予算、8倍の面積を要する、そうでなければ作品1つひとつの意図が正しく伝わらない、という。 そうなった背景として、準備が遅れたために予算確保が遅れたことなどが指摘された。 準備が遅れた原因の1つには、「不自由展」実行委との契約書を巡る協議が長引いたことがあげられた。この企画展では、トリエンナーレ実行委員会が個々の作家と契約を結ぶのではなく、「不自由点」実行委を「一作家」とみなして契約している。 この契約協議が長引き、終わったのは開幕の3日前の7月29日。一方で、作品の移送は6月23日に始まっており、契約時には内容を見直すこともできない状況だった。

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See full list on news.yahoo.co.jp 1 day ago · 16~18日に企画展「表現の不自由展かんさい」の開催が予定されている大阪府立労働センター(エル・おおさか、大阪市中央区)に14日、「サリン. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp Jul 09, 2021 · 「私たちの『表現の不自由展・その後』」を開催します! 2021年06月06日 みなさまへ  7月6日 (火)から7月11日 (日)にかけて、企画展「私たちの『表現の不自由展・その後』」を市民ギャラリー栄にて開催致します。 攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ. この度は私どものギャラリーで6月25日から予定していた『表現の不自由展』に対して、開催を公表した直後から、右翼の多数の街宣車や抗議する者が連日現れ、マイクや大声で「展覧会に会場を貸すことをやめろ」などと連呼して、騒乱状態が発生し、近隣の方々や、セッションハウスに通うダンサーやアーティスト、スタッフたち、とりわけバレエを習いに来ている子どもたちに多大なる迷惑と恐怖を感じさせる事態となっています。 セッションハウスは1991年の創設以来、30年ですが、何よりも培ってきた近隣の方々との信頼関係が壊されていくことで私たちに与えた衝撃は計り知れないものがありました。そして、このようなことが今後も繰り返されることが予測されるため、実行委員会の皆様にお願いして、不本意ながら当ギャラリーを今回の「表現の不自由展 東京」の展示会場として提供することが極めて困難な状況にあるということをお伝えしました。すでにご予約いただいている観客の皆様、出展アーティストの皆様、実行委員会の皆様には多大なご迷惑をおかけすることになりました。 声高に言葉の暴力を使う者たちの傍若無人な言動には強い憤りを覚えていますが、近隣の方々への迷惑や、子どもたちや、来場者の方々にこれ以上の恐怖感、不安感を与えることは二度とあってはならないことです。そのための苦渋の決断だったことを皆様にもご理解くださいますようお願いする次第です。 展覧会の出品作品というものは、いずれの場合にあってもそこに足を運び、見ていただく場所があってこそのものです。そして賛否両論を含めて、いろいろと語り合っていただくことが肝要なことです。 今回、セッションハウスをそのような場所として活用していただくことは出来なくなりましたけれど、このプロジェクトが立ちはだかる困難を克服して、新たな形で継続、発展していくことを切に願ってやみません。 2021年6月10日 セッションハウス 伊藤孝 10日の会見は、ギャラリーへの攻撃を一刻も早くやめてほしいという伊藤さんの要請もあって行われたもので、9日夜にオンライン参加も含めて実行委員や出品予定の作家らが会議を行い今後の方針を決めたという。会見の時点で開催続行だけでなく、既に次の会場をあたっており、行けるという感触も持っていたという。ただ今回の事態を受けて、日程や会場の発表をどのタイミングでどんなふうに行うかなど検討はこれからだという。 次の会場にも街宣攻撃がかかる公算は大だから、警備態勢を含めて考えるべきことはたくさんある。日程についても、当初の予定と同じく今月下旬から7月初め開催となればよいが、そこは何とも言えないという。既に名古屋での「私たちの『表現の不自由展・その後』」が7月6~11日開催と発表されているから、それとの調整も必要だ。 名古屋での開催も一層の警戒が必要なのは言うまでもないが、会場の「市民ギャラリー栄」は公共の機関だし、ビルの中にあるから、東京のセッションハウス・ガーデンに比べると攻撃は容易ではない。しかも名古屋においては、「あいちトリエンナーレ」開催を非難してきた勢力が県知事リコール運動で不正を行い社会的指弾を受けているので気勢をそがれた感がある。ただ東京の今回の事態で、緊張が高まっているのは確かだ。 東京の展示は既に600ほど予約が入っているが、予約は一時停止、返金希望にも応じるという。出品予定だった作家や実行委を含め、いろいろな意見も出されており、大変な試練にさらされている状態だが、そういう事情を知って激励メールを送ったり、心配して会場に足を運ぶ市民も少なくないようだ。今回の事態は、攻撃する側の勢いを加速させたと思われるが、同時に市民などの応援の機運も盛り上がりつつある。 10日の会見には、ヘイトスピーチ批判を行っている安田浩一さんや、同様に街宣攻撃で一部の映画館で上映が中止になった映画『狼をさがして』の配給会社「太秦」の小林三四郎社長なども会場に姿を見せた。安田さんは「今回の事態は、レイシズム・差別の発露であり、被害を受けているのは日本社会であることをもっと明確に打ち出した方がよい」と提案した。太秦の小林社長は「映画や展覧会といった垣根を超えて協力する必要があるし、表現する人たちだけの問題ではない」などと発言した。 Aug 05, 2019 · 「平和の少女像」などを展示した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」内の企画展『表現の不自由展・その後』が、開催から3日間で中止に追い込まれた。 Aug 06, 2019 · 愛知県美術館などで行われている美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、戦争中の慰安婦を象徴する少女像などを展示した企画展「表現の不自由. Aug 04, 2019 · 3日間で終わった「表現の不自由展」、中止された展示内容とは 平和の少女像などが展示されて抗議が殺到し、3日のみで中止となった「表現の不自由展・その後」。 加えて、同企画展は「時間も金も足りない」(上山副座長)状態だった。 企画展に向けられた予算は、総事業費の0.3%である420万円。専門のキュレーターが質の高い企画をするとすれば、今回の4~5倍の予算、8倍の面積を要する、そうでなければ作品1つひとつの意図が正しく伝わらない、という。 そうなった背景として、準備が遅れたために予算確保が遅れたことなどが指摘された。 準備が遅れた原因の1つには、「不自由展」実行委との契約書を巡る協議が長引いたことがあげられた。この企画展では、トリエンナーレ実行委員会が個々の作家と契約を結ぶのではなく、「不自由点」実行委を「一作家」とみなして契約している。 この契約協議が長引き、終わったのは開幕の3日前の7月29日。一方で、作品の移送は6月23日に始まっており、契約時には内容を見直すこともできない状況だった。

See full list on news.yahoo.co.jp 10日の会見は、ギャラリーへの攻撃を一刻も早くやめてほしいという伊藤さんの要請もあって行われたもので、9日夜にオンライン参加も含めて実行委員や出品予定の作家らが会議を行い今後の方針を決めたという。会見の時点で開催続行だけでなく、既に次の会場をあたっており、行けるという感触も持っていたという。ただ今回の事態を受けて、日程や会場の発表をどのタイミングでどんなふうに行うかなど検討はこれからだという。 次の会場にも街宣攻撃がかかる公算は大だから、警備態勢を含めて考えるべきことはたくさんある。日程についても、当初の予定と同じく今月下旬から7月初め開催となればよいが、そこは何とも言えないという。既に名古屋での「私たちの『表現の不自由展・その後』」が7月6~11日開催と発表されているから、それとの調整も必要だ。 名古屋での開催も一層の警戒が必要なのは言うまでもないが、会場の「市民ギャラリー栄」は公共の機関だし、ビルの中にあるから、東京のセッションハウス・ガーデンに比べると攻撃は容易ではない。しかも名古屋においては、「あいちトリエンナーレ」開催を非難してきた勢力が県知事リコール運動で不正を行い社会的指弾を受けているので気勢をそがれた感がある。ただ東京の今回の事態で、緊張が高まっているのは確かだ。 東京の展示は既に600ほど予約が入っているが、予約は一時停止、返金希望にも応じるという。出品予定だった作家や実行委を含め、いろいろな意見も出されており、大変な試練にさらされている状態だが、そういう事情を知って激励メールを送ったり、心配して会場に足を運ぶ市民も少なくないようだ。今回の事態は、攻撃する側の勢いを加速させたと思われるが、同時に市民などの応援の機運も盛り上がりつつある。 10日の会見には、ヘイトスピーチ批判を行っている安田浩一さんや、同様に街宣攻撃で一部の映画館で上映が中止になった映画『狼をさがして』の配給会社「太秦」の小林三四郎社長なども会場に姿を見せた。安田さんは「今回の事態は、レイシズム・差別の発露であり、被害を受けているのは日本社会であることをもっと明確に打ち出した方がよい」と提案した。太秦の小林社長は「映画や展覧会といった垣根を超えて協力する必要があるし、表現する人たちだけの問題ではない」などと発言した。 See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

不自ç
不自ç"±å±• 再開求める声 今も 芸è¡"祭は残りï¼'カ月 トリエンナーレã‚'考える 朝日新聞デジタル from www.asahicom.jp
See full list on news.yahoo.co.jp Aug 04, 2019 · 3日間で終わった「表現の不自由展」、中止された展示内容とは 平和の少女像などが展示されて抗議が殺到し、3日のみで中止となった「表現の不自由展・その後」。 See full list on news.yahoo.co.jp Jul 16, 2021 · 16日に開幕した企画展「表現の不自由展かんさい」の会場として大阪府立施設の利用を実行委員会に認めた大阪高裁の決定を不服として、施設側. See full list on news.yahoo.co.jp 攻撃の仕方を見ても明らかなように、6日以降の街宣攻撃は、展覧会をつぶすことを明確な狙ったものだ。実行委など主催者とやりあうのでなく、会場側を攻めて貸与させないようにする、しかも開催前に早めにつぶすという戦略だ。今回の素早い攻撃には、警察も「こんなに早く動くのは予想外だ」と言っているようだが、攻撃する側も「あいちトリエンナーレ」騒動を教訓化しているのだろう。 あいちトリエンナーレ事件では、攻撃していた人物が特定されて逮捕されるなどしたことも攻撃への抑止になったが、今回は開催前だったこともあって実行委が法的措置に訴えるのは簡単ではないという。しかし、今後は法的手段も辞さずという方針で臨むという。昨年、「あいちトリエンナーレ」に関わった津田大介さんが東京で「表現の不自由展」が開催されるらしいとツイートしたところ、「ガソリンを持っていく」とリプライした者がいて、実行委の求めに応じて、既に警察が強要未遂容疑で捜査を進めているという。 今後、今回と同様の攻撃を防げるとしたら、実行委や作家たちだけが事態に立ち向かうのでなく、いかにして市民の支持を得られるかがポイントだろう。少数の関係者だけが暴力に立ち向かうというのでは明らかに限界がある。展示が無事に開催されるには、警察などとの協力だけでなく、「批判するのは自由だが、表現を暴力でつぶすのには反対だ」という市民の声を結集していくことが必要だ。 あいちトリエンナーレは前述したように最終局面で中止されていた「表現の不自由展・その後」が再開されるという劇的な決着となった。私も再開直後に現場を訪れ、運よく抽選にあたって会場に入ることができた。今でも印象深く覚えているのは、あれだけ問題になった大浦さんの動画が20分ほど会場で上映された時、終了した瞬間に見ていた市民たちから拍手が沸き起こったことだった。 大浦さんの表現はやや難解だから、映像に感動して拍手が起きたというより、あれだけ攻撃され封印されていた表現がそうして復活し、自分の目でそれを観ることができたことを喜ぶ拍手だったと思う。会場に入るための抽選に並んだたくさんの市民たちも、表現を自分の目で観たいという思いで全国から集まったのだった。 平和の少女像にしろ、大浦さんの作品にしろ、賛否はもちろんあると思うし、批判はおおいにすればよい。しかし、暴力でそれをつぶすというのには反対する。それ. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

10日の会見は、ギャラリーへの攻撃を一刻も早くやめてほしいという伊藤さんの要請もあって行われたもので、9日夜にオンライン参加も含めて実行委員や出品予定の作家らが会議を行い今後の方針を決めたという。会見の時点で開催続行だけでなく、既に次の会場をあたっており、行けるという感触も持っていたという。ただ今回の事態を受けて、日程や会場の発表をどのタイミングでどんなふうに行うかなど検討はこれからだという。 次の会場にも街宣攻撃がかかる公算は大だから、警備態勢を含めて考えるべきことはたくさんある。日程についても、当初の予定と同じく今月下旬から7月初め開催となればよいが、そこは何とも言えないという。既に名古屋での「私たちの『表現の不自由展・その後』」が7月6~11日開催と発表されているから、それとの調整も必要だ。 名古屋での開催も一層の警戒が必要なのは言うまでもないが、会場の「市民ギャラリー栄」は公共の機関だし、ビルの中にあるから、東京のセッションハウス・ガーデンに比べると攻撃は容易ではない。しかも名古屋においては、「あいちトリエンナーレ」開催を非難してきた勢力が県知事リコール運動で不正を行い社会的指弾を受けているので気勢をそがれた感がある。ただ東京の今回の事態で、緊張が高まっているのは確かだ。 東京の展示は既に600ほど予約が入っているが、予約は一時停止、返金希望にも応じるという。出品予定だった作家や実行委を含め、いろいろな意見も出されており、大変な試練にさらされている状態だが、そういう事情を知って激励メールを送ったり、心配して会場に足を運ぶ市民も少なくないようだ。今回の事態は、攻撃する側の勢いを加速させたと思われるが、同時に市民などの応援の機運も盛り上がりつつある。 10日の会見には、ヘイトスピーチ批判を行っている安田浩一さんや、同様に街宣攻撃で一部の映画館で上映が中止になった映画『狼をさがして』の配給会社「太秦」の小林三四郎社長なども会場に姿を見せた。安田さんは「今回の事態は、レイシズム・差別の発露であり、被害を受けているのは日本社会であることをもっと明確に打ち出した方がよい」と提案した。太秦の小林社長は「映画や展覧会といった垣根を超えて協力する必要があるし、表現する人たちだけの問題ではない」などと発言した。

加えて、同企画展は「時間も金も足りない」(上山副座長)状態だった。 企画展に向けられた予算は、総事業費の0.3%である420万円。専門のキュレーターが質の高い企画をするとすれば、今回の4~5倍の予算、8倍の面積を要する、そうでなければ作品1つひとつの意図が正しく伝わらない、という。 そうなった背景として、準備が遅れたために予算確保が遅れたことなどが指摘された。 準備が遅れた原因の1つには、「不自由展」実行委との契約書を巡る協議が長引いたことがあげられた。この企画展では、トリエンナーレ実行委員会が個々の作家と契約を結ぶのではなく、「不自由点」実行委を「一作家」とみなして契約している。 この契約協議が長引き、終わったのは開幕の3日前の7月29日。一方で、作品の移送は6月23日に始まっており、契約時には内容を見直すこともできない状況だった。 Jul 09, 2021 · 「私たちの『表現の不自由展・その後』」を開催します! 2021年06月06日 みなさまへ  7月6日 (火)から7月11日 (日)にかけて、企画展「私たちの『表現の不自由展・その後』」を市民ギャラリー栄にて開催致します。 そのうえで美術史が専門の金井直委員(信州大教授)が、作品の展示方法に以下のような疑問符をつけた。 この企画展は、会場の一番奥まった部屋で行われ、見たくない人の目に触れたりしないような「ゾーニング」はなされていた。ただ、入り口の解説パネルは小さく、「その趣旨を観客がどの程度汲み取れたか疑問だ」。 入り口のカーテンを過ぎると、通路状になっている両側に作品がいくつも展示されており、最初に目に飛び込んでくるのは大浦作品だった。 しかも、110平米ほどのスペースに、23点もの作品が展示されていた。 金井委員は、観客の理解を得るため、パネルによる解説だけではなく、討論などのイベントを併催する、ガイドツアーによる鑑賞をするなどの工夫をすべきだったとも指摘した。 See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp 再び検証委の報告に戻る。実は、検証委も私と同じような疑問を抱いたようだ。 作品の選定では、結局2015年の不自由展に出品されていない作品が過半を占め、規模も大がかりなものとなった。そのため、検証委は「『不自由展』実行委に展示の全体を委ねる必要性があったのか疑問」としたうえで、こう指摘した。 しかし、津田監督は同実行委に対するこだわりは強かった。そのために自腹を切ることも厭わなかった。 トリエンナーレから支払いが行われるまでの間、「不自由展」実行委に津田氏個人が必要経費を立て替え、同実行委が個々の作家から訴訟を起こされた時には、津田氏が紛争解決に必要な経費を負担するなどの覚書にも応じている。津田氏の会社が、「不自由展」実行委のウェブサイトを作成するなどの負担にも応じた。 これについて、検証委はこう指摘する。 さらに、『不自由展』実行委と個々の作家との間の連絡も、必ずしも円滑ではなかったと指摘している。 こうした検証で、企画展を巡る経緯や問題点は概ね明らかになった。 10日の会見は、「あいちトリエンナーレ」の時と同じ実行委員会のメンバーである永田浩三さんの司会で、岡本有佳さんと岩崎貞明さんが発言、集まった記者たちの質問に応えた。会場では「開催続行宣言 不当な攻撃には屈しません!」という文書が配布され、会場に予定されていたギャラリーのオーナーの「私の願い」という文書が読み上げられた。 説明された一連の経緯はこうだ。 6月6日日曜日の午前、街宣車3台、約10人が神楽坂の会場前に現れ、10~20分ほど「表現の不自由展・東京」の中止を呼びかけ、会場を貸さないように要求。その後、午後1時半には街宣車と普通車計6台、16人ほどが同様に抗議行動を展開した。展示をめぐっては昨年秋から実行委は地元の牛込警察署と話をしており、その現場にも警察官がいたのだが、個別に説得するだけで排除には至らなかった。実行委によると、現場は住宅街で一方通行の狭い道で、なぜ1時間ほども6台の車が滞留できたのかわからないとのことだ。 大音量のマイクを使っての抗議行動だったため、警察が制止し、途中からマイクは使われなくなったが、大声の肉声で抗議行動が行われたという。そのギャラリーはもともと、「表現の不自由展」に出品している安世鴻さんの写真展が行われた場所で、展示にはオーナーが理解を示していたのだが、住居兼用の建物で、付近は住宅街でもあるため、激しい街宣抗議に深刻な影響を及ぼしたようだ。2階にギャラリーがある建物の地下にはダンス関連イベントのスペースもあり、近々そこでバレエの発表会も予定されていた。 オーナーは激しい街宣攻撃にその晩は一睡もできなかったと翌日、実行委に伝え、その後8日に第2回の街宣がかけられたこともあって、「もう身が持たない」と会場の使用中止を申し入れてきたという。 実行委は8日に弁護士を伴って牛込警察署を訪れ、警備態勢の強化を要請した。そしてその足でギャラリーを訪れたところ、夕方6時ころから再び街宣が行われていた。最初は男女2人が車で乗り付け、男性が運転席から大声で叫び、女性は車から降りて大声で叫びながらスマホで中継。「開催を中止せよ~」「場所を貸すな~」「反日展示会をやめろ~」などと2時間にわたって抗議行動を行った。 さらに7時過ぎには他の車2台も訪れ、降りてきた男性4~5人が拡声器を使って抗議行動。警察に制止されて途中で拡声器を使うのはやめたが、8. Aug 06, 2019 · 愛知県美術館などで行われている美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、戦争中の慰安婦を象徴する少女像などを展示した企画展「表現の不自由. See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp See full list on news.yahoo.co.jp

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